飲食店のコロナ対策と除菌業者について

新型コロナ(COVID-19)が世界的流行を見せ、各国でロックダウンや店舗への開店時間制限などが設けられるようになって随分と経ちました。

ようやくワクチンが開発され、治療薬はまだではあるものの人類はようやく対抗策の一つを手に入れました。

しかし、飲食店はまだこれからも消毒や換気など、これからも新型コロナ対策を求められます。それに伴い様々な業者を利用する事になりますが、無用な対策や、詐欺を行う業者も数多く散見されます。

これらの業者を見抜き、店舗に本当に必要な業者のみを選択するにはどうすればよいのでしょうか。

飲食店が気をつける感染症対策のポイント

一般社団法人日本フードサービス協会の「感染拡大期における外食産業のための新型コロナウイルス感染症対策」から引用してみましょう。

まず新型コロナウイルス感染症の予防として、

”日常的にヒトに感染する風邪のウイルスもコロナウイルスの一種であり、現時点では過剰な心配はいらない。”季節性インフルエンザ”と同様に「咳エチケット」や「手洗い」など、通常の感染症対策が有効である。また、状況に応じて、お客様・従業員の安全・安心を確保するために、店内での「不織布マスクの着用」について弾力的に対応することである。”

と書かれています。

これはWHO(世界保健機構)、CDC(米国疾病対策センター)、厚生労働省もその通りの見解を示しており、基本的な新型コロナウイルスの主たる感染ルートはエアロゾル感染(飛沫感染、飛沫核感染)であることからも大切です。

また、当然ですが飲食店は手を使い飲食を行う事から手指の清潔さも大切です。

表面感染はエアロゾルの吸入による感染に比べて非常に低いことが分かっており、これは英国学術誌ネイチャーや米国学術誌エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー・レターズにも発表されています。

しかしこれを軽視は出来ません。

新型コロナウイルスとは別に細菌、真菌による食中毒リスクは食材の感染とは別に不潔な手による調理、食事が引き起こしますし、細菌による免疫力の低下はウイルスへの感染リスクを大きく高めます。

直接的要因ではないにせよ、大切なのです。

飲食店が行う必要がある感染症対策

引き続きガイドラインから引用しましょう、店舗に求められる事は大きく2つに分けられます。

まずは衛生管理、そして組織管理となります。

前者で求めているのは、兎に角店舗職場へ新型コロナウイルスを持ち込ませないことです。

最も基本的な対策である手洗い、うがい、人混みの回避を従業員へ徹底し、調理設備・器具の消毒の徹底、従業員の自宅での検温を行います。

万が一、感染が疑われる場合は状況を報告し、必要であれば検査、そして就業の禁止を求めます。

入口のドア、テーブル、調味料各種のこまめな消毒や交換を行い、また換気を積極的に行う事で空気中のウイルスが止まらないよう努めます。

後者では情報管理、店舗の管理、人材の管理を主に求めています。

感染症に対する正しい情報を入手し、情報の共有を積極的に行うこと。特に厚生労働省や地元自治体の保健所が発信する情報を主としましょう。従業員が過度な心配や恐怖心を持たないようにしなければなりません。

また、店舗が複数ある場合などは特に統一された管理項目を作成します。

職場での感染症魔年をさせない為に時差通勤等を求め、また移動制限が行われた場合への対策を考えておきます。

店舗がどんな準備や対策を計画しているかを従業員やその家族に周知し、連絡網の形成を行っておきましょう。また、万が一従業員やその家族に感染者が発生してしまった場合の対応を協議し、必要であれば行政の指導を仰ぐようにします。

最後に、対策に必要な物資をリスト化し、十分な量を確保、あるいは緊急時に直ぐ入手出来るようしておくことも大切です。

信頼を失う危険アリ。間違った感染症対策

感染症対策おいてやってはいけない事も存在します。

例えば空間洗浄、これは換気を行う事が一番とされています。

WHO、CDCもこれを推奨しており、厚生労働省もこれを引用しています。

しかし一部店舗や業者は殺菌剤等による店舗入口での空間洗浄を行っており、これは各保健機関は強く戒めているものです。

これに使われる薬剤としては主に次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素などですがこれらは吸い込んでしまった場合に呼吸器を始めとした帰還への悪影響が報告されています。

テーブル、椅子、ドア、調理機器の消毒への使用は問題ないのですが、高濃度の薬品が人間の皮膚に触れた場合には科学火傷が起こりますし、吸い込んで気管支を傷付けてしまった場合にはその傷痕は感染症を非常に起こしやすくなります。

日本のメーカーが発売している次亜塩素酸を利用した空間洗浄機能を持ったものもありますが、これもオススメ出来ません。

次亜塩素酸が殺菌的に作用する濃度は35ppmなのですが、これらの商品は0.1ppm程度の次亜塩素酸を噴霧するとしており、効果が全く期待出来ません。

先述した通り各保健機関が推奨するものでもありませんし、気管支にトラブルを抱えたお客様への悪影響も懸念されます。

また、過去において今回の新型コロナウイルスと病原体を同じくするSARSがカーペットから感染したという事例があり、足下の消毒を心がける店舗等も見受けられます。

これは正しいのですが、ウイルスの不活性化に紫外線を用いている店舗がありました。

紫外線はビタミンDの体内での合成などで必要なのですが、強すぎる紫外線は日やけ、つまり火傷をもたらします。紫外線による日焼けは過度になると皮膚癌の元となりますし、日やけ後がかぶれることもある為お客様への損害賠償となるケースもありえます。

紫外線は人間以外にもあらゆる物を劣化させますから、万が一お客様の荷物などが焼けてしまうと、これもまた補償の問題もありえます。

お客様に安心感を与えるつもりで設置したものが、お客様へ悪影響を与えてしまえば風評被害などによる店舗の被害ははかりしれません。

誤った対応はしないよう気をつけるようしましょう。

お客様に呼びかける具体的なポイント

店舗としてお客様に求めることは多くありません。

マスクをしてのご来店、発熱時にはご遠慮頂く、入店時には手指の消毒をお願い、食事中以外はマスクをするなどです。

一番は会話をしないことですが、そういう訳にもいかない店舗もあると思います。

その際には必ずマスクを、適切な距離を取って会話して頂くのが大切です。

店舗側としては、入口への消毒液等の設置、席と席の間に余裕を持たせる、換気の徹底、必要であれば仕切り等の設置を行います。

業者を選ぶポイント

店舗を清潔に保つために、業者に頼むこともあるでしょう。

また、店内に感染者が出てしまった場合、施設設備等の消毒の実施が必要になった場合です。

その際にポイントとなるのは消毒をいかに保健所の指示に沿った形で行うかが重要です。

感染者、或いは感染したお客様のいた区域(売り場、厨房、製造加工施設、冷蔵庫や冷凍庫を含む倉庫、執務室に消毒を実施します。

これには濃度70%以上のアルコール、または次亜塩素酸ナトリウム(0.05%以上)を使用して行う事が望ましいです。

通常の清掃であれば、普通の洗剤(界面活性剤)を使用したもので十分です。界面活性剤によるウイルスの失活は確認されています。
これに加えてアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒を行うと、機器や設備を痛めてしまう可能性もありますから、やり過ぎには注意です。

勿論、安心感を得るためにこれらを行う事は消毒として十分ですから、必要であれば行うようにしましょう。

業者を選ぶポイントはつまり、必要十分な清掃を行ってくれる業者です。

適切な清掃、換気を行った環境ではウイルスは6時間~12時間程度で失活するとnatureでも発表されていますから、毎回完全殺菌を行う必要もありません。

店舗の状況を理解し、必要な清掃を適切な金額で行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

また、過度に殺菌作用を謳った商品を提案してくる業者には注意が必要です。

過度の清潔用品への投資は経営を逼迫しますし、先述しましたが、通常のインフルエンザウイルスに対する基本的な対策が最大の効果を発揮すると発表されています。

あまり触れない場所にも気を使う

触れない場所、特に床からのウイルス感染はSARSでも確認されています。

失活していないウイルスが歩き回る、或いは接触によって空気中に再度浮遊し、それを吸い込むことで感染する可能性があります。

これを防ぐためには定期的な清掃も大切ですが、更に何かするのであればウイルスが付着するとその場で不活性化されるような処理をしておくと良いでしょう。

コロナ禍における飲食店の状況整理

コロナ禍における飲食店は非常に厳しい状況におかれています。

時短営業や消毒の徹底、換気の為に窓や扉を開けつつの冷房や暖房、席数の制限など、上げれば枚挙にいとまがないでしょう。

それによる負担の増加や収入の減少も軽視は出来ず、助成金は多々ありますが入ってくる時期が遅くなったり、また雇用の維持等も馬鹿になりません。

感染症との戦い、特に全世界に影響を及ぼすパンデミックは数年がかりの戦いです。

過去の世界的大流行、インフルエンザなどの終焉には3年ほどかかっており、今回の新型コロナにおいてもワクチンが早期開発されたとはいえ2年ほどはかかるという分析もあります。

数年にわたって収入の減少や、閉塞感の中での感染者を出す訳にいかない等プレッシャーは飲食店にとって大変なプレッシャーでしょう。

適切な対策を行い、コロナ禍を乗り切りましょう。

   

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