新型コロナウイルス対策では主としてアルコール除菌が使われますが、持続性が短く、長時間効果を発揮するものはないのか、と様々なところで議論されてきました。
この問題を解決するVシャットは界面活性剤の中でも行政機関から保証をされた成分を使っています。
長期間ウイルスを不活性化し、接触感染のリスクを軽減させます。
今回はそんなVシャットの効果とメカニズムを解説していきます。
そもそもアルコールと何が違うのか
アルコールは細菌・ウイルス対策として医療現場などでも幅広く使われてきました。
Vシャットとアルコールの一番の違いは、その持続性。
アルコールは効果があるのですが、持続性がなく、時間がたつと再びウイルスが付着してしまうという問題点があります。
一方、Vシャットは長期間効果を発揮します。
新型コロナウイルスの感染症対策には界面活性剤も使える
界面活性剤とは、水と油のように本来混ざりあわない性質のものを混ざるようにする物質です。
私たちの生活の中で、身近なものとしては石鹸が代表的ですね。
新型コロナウイルスの対策で、石鹸を使った手洗いが推奨されている事から、有効性は深く一般認知されています。
界面活性剤の種類は様々で、その中でも新型コロナウイルス(COVID-19)に効果が認められるものとしては以下の9つがあげられます。
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直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
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アルキルグリコシド(0.1%以上)
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アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
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塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物)(0.05%以上)
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ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
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塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
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塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%)
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純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上))
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純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上))
NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)による試験結果では更に上記の物質から、より効果の高い5つを絞り込みました。
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アルキルグリコシド(0.1%以上)
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塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
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ポリオキシエチレン アルキルエーテル(0.2%以上)
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直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 ナトリウム(0.1%以上)
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アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
しかし、これらは効果が高いものの、単純な塗布・散布では持続性には難点を抱えています。
Vシャットは新型コロナウイルスに対して有効な3種類(アルキルグリコシド、塩化ベンザルコニウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)を、マイクロカプセル化し、持続性と速攻性を両立する効果を持たせています。
界面活性剤の詳しい効果とVシャットのメカニズム
新型コロナウイルスの特徴など
まずは新型コロナウイルスについて少し知りましょう。
ウイルスにはいくつか種類があり、新型コロナウイルスはRNAウイルスの一種(エンベロープウイルス)です。
ウイルス球体の周りにはエンベローブと呼ばれる脂質二重膜があり、この膜に突き刺さる形でスパイクタンパク質が存在します。
ヒトの免疫系が抗体をつくるときにこのスパイクタンパク質を認識して、その形に合わせた抗体を作ります。外見的にも球形の外側を飾るような形、王冠の様だということでコロナという名前がつきました。
球体内部にはRNAゲノムがあります。
ウイルスは自己増殖が出来ません、よって全てのウイルスは対象となる生物の細胞内に入り込み、自己を複製させることで増殖します。
また、エンベロープがあるウイルスは、アルコール消毒が有効である事と関係しています。
エンベロープウイルスはエタノール(濃度70~80%)の感受性が高く(良く効く)、エンベロープのないノロウイルスなどではタンパク質の殻が一番外側にあるためエタノールが効きにくく、次亜塩素酸ナトリウムなどが必要とされます。
界面活性剤が有効に働く仕組み
次に、界面活性剤がどのように効果を発揮するかをご説明します。
界面活性剤は高濃度、特に臨界ミセル濃度(CMC値)以上では自己集合体を形成し、単一分子(低濃度)では見られなかった働きをするようになります。
特にウイルスに対しては、膜の破壊、脂質膜分子の可視化、タンパク質の変性などを引き起こし、不活性化させます。
要約すると、スパイク、エンベロープをバラバラに分解することでウイルスが失活し、細胞内への侵入が出来なくなります。
細胞内に入れなければウイルスは増殖出来ませんから、界面活性剤がエンベロープウイルスに対して有効であるのはこういう理由からなのです。
本製品は、マイクロカプセルから三種の界面活性剤を放出することで、スパイク、エンベロープを溶融し、ウイルスそのものを不活性化します。
20秒~5分程度でコロナウイルスを速やかに無効化(99.99%感染減少効果)させる事が出来ます。
本製品のマイクロカプセル表面が多孔形状となっています。この多孔部より三種の界面活性剤が放出される仕組みです。
マイクロカプセルの粒径は約2.5μm(PM2.5/微小粒子状物質 )サイズと超微細な大きさになっています。
繊維の中まで入り込み、紙類に付着しても濡れることはなく、変形しません。
即効性だけでなく、この多孔より継続して界面活性剤を放出し続け、その持続有効期間は環境により異なりますが、強い拭き取りをしない限り、おおよそ半年から1年間となります。
※油類を扱う飲食店などでは油被膜が噴霧後のカプセル表層を覆い有効期間が落ちますので、状況に応じた噴霧対応のご提案を致します。
また前述の通り粒径が2.5μm(PM2.5 )と超微細なサイズなので、 繊維の奥までいきわたり、内部に潜むウイルス・菌・カビにも有効に作用します。
既に根付いているカビの除去は出来ませんが、新たなカビの付着を防げます。
Vシャットはどのような場所に向いているのか
最も有効なのは学校やオフィス、飲食店など人入りが激しく、物に触れる場所です。
学校やオフィスは人が密集しやすく、ワークデスクや講義室などの机は不特定多数が触れます。
結果感染がおこりやすい上に、若年層は発症しても無症状である事が多く、教職員が感染してしまったり、生徒は無症状のまま家族や友人にばら撒いてしまうことになります。
そうした、接触感染による感染拡大を予防ができます。
また、飲食店も同様に人の出入りが激しく、年齢層がバラバラなため、クラスターが発生しやすい環境にあります。
会話で飛沫感染しやすく、食べ物を口に運んでしまうため、ウイルスが付着してしまえば体内に簡単に取り込まれてしまいます。
こうした環境で、机や椅子、壁、ドアノブ、カウンター、厨房などに施工すればウイルスの付着を大幅に抑えることが可能です。
薬剤の塗布や散布は業者に委託するとよい
最初に、実地調査によりウイルス濃度などを計ったり、室内に対してどう施工するかを設計する必要があります。
場合によってはVシャットの散布・施工前に消毒を行うため劇薬となる薬剤を用いることがありますので、専門知識が必要です。
危険が伴いますので、一般の方がホームセンターなどで薬剤を買ってきて適当に散布するのはおすすめできません。
Vシャットの散布・施工は、現在弊社だけが行っております。
Vシャットの成分は独立行政法人NITEに認められている
前述しましたが、Vシャットの成分は、新型コロナウイルスに対する効果を独立行政法人NITEに認められています。
NITEは、バイオテクノロジー、化学物質管理、製品安全検査、製品などの適合性認定などを行っており、工業製品や原材料などの試験を行っている機関です。
厳格な基準によって審査されており、特に今回の様な新型コロナウイルス対策などの製品には、効果が立証されているかどうかの裏付けにもなっています。
※新しいウイルスなどは現在研究で判明している上で最新且つ適正なデータを元に作られています。
持続可能な新型コロナウイルス対策にはVシャットを使いましょう
現在取られている多くの対策は一時しのぎであったり、有効期間が短かったり、手間がかかったりと非常に大変です。
マスクやアルコール除菌も大切ですが、更に効果を高めるなら持続可能な対策が不可欠になってくるでしょう。
持続性の高い新型コロナウイルス対策としてVシャットをご活用下さい。